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タイトル:ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) 新潮文庫 |
| 著者:塩野 七生 |
| 価格:New¥ 380 / Used¥ 1 |
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レビュー1 本書はハンニバル戦記の序章が丁寧に書いてある。
地図や武器、勢力図などが分かりやすく散りばめられていて、読み手の想像力を刺激しながらもそれだけでは追いつかない部分をしっかりと補ってくれる。
ハンニバルやスキピオなどの歴史上人脈上の伏線を少しずつ織り交ぜながら物語が進んでいくので徐々に盛り上がっていく緊迫感が文章から伝わってくる。
船さえまともに操れなかったローマ人が独創的な海戦をこなせるようになるまでのスピードの速さは本当に凄い 他民族を潰さず受け入れるという路線がここでも成功している
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レビュー2 「ハンニバル戦記」(上)では ローマとカルタゴが シチリア島を巡って繰り広げた戦争の前半戦を描き出している。
第一次ポエニ戦役である。
塩野は カルタゴ=大国、ローマ=新鋭の挑戦者、 という明快な設定を行った上で 長きに渡ったポエニ戦争の第一部を書上げている。
塩野は「戦争くらい 当事者の国の民を裸にして見せてくれるものもないからである」と言っている。その為であろうが 戦争を書き出す塩野の筆致は鮮やかだ。
塩野自身は元来「歴史小説家」であろう。しかし 本書では「歴史小説」ではなく「歴史書」を目指している。戦争を書くにしても 「戦闘」を描き出すわけではない。歴史家の目と 小説家の創造力の両方を駆使して 「戦争」というものの本質に迫ろうとしている。
新鋭ローマが 大国...
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